かぜ(風邪)
風邪はウイルスによって引き起こされる
呼吸器系の感染症で、
次のような一般的な症状が見られます。
- のどに痛み
- 初期に喉が乾燥したり痛くなることがよくあります。
- くしゃみ・鼻水
- 風邪の代表的な症状で、透明な鼻水や詰まりが続くことが多いです。
- 咳(せき)
- ウイルスが気道に感染すると、咳が出ることがあります。最初は乾いた咳、後に痰が絡む咳に変わることがあります。
- 発熱
- 大人では軽い発熱が多いですが、子どもでは比較的高い熱が出ることがあります。
- 倦怠感(だるさ)や疲労感
- 風邪にかかると、身体がだるく感じたり、エネルギーが不足しているように感じることが一般的です。
- 頭痛や筋肉痛
- 一部の人では、軽い頭痛や筋肉の痛みが現れることもあります。
治療について
風邪の治療は主に対症療法が中心です。
十分な休息と水分補給を行い、発熱や痛みには解熱鎮痛剤を使用します。
喉の痛みや咳には鎮咳薬やのど飴が効果的で、鼻水や鼻詰まりには点鼻薬が使われることがあります。
また、うがいや加湿も症状緩和に役立ちます。
風邪は通常数日から1週間程度で自然に回復しますが、
以下のような症状が現れた場合は、早めに診察を受けることをお勧めします。
- 高熱が続く場合
- 体力が著しく低下している場合
- 息苦しさや呼吸困難がある場合
- 症状が長引いて改善しない場合
- 強い頭痛や胸の痛みを感じる場合
発熱のある患者さまへのお願い
感染予防対策のため、当クリニックでは隔離室を設けています。発熱のある患者さまは隔離室でお待ちいただくか、車などでお待ちいただいております。
ご来院の際は、事前にお電話をいただけますようお願いいたします。
怪我(けが)
怪我は、外的な衝撃や事故によって身体が損傷する状態を指し、
軽度なものから重度なものまで様々な形で現れます。
- 切り傷(裂傷)
- 打撲(あざ)
- 捻挫(ねんざ)
- 骨折・やけど(熱傷)
治療について
当院では、怪我の治療に対し迅速かつ適切な対応を行います。
切り傷や打撲には消毒・止血処置、必要に応じて縫合や包帯固定を行います。捻挫や骨折では、詳しい検査を行い、ギプスやサポーターでの固定など専門的治療を提供します。
やけどには冷却処置や消毒を行い、重症の場合は専門医へ迅速に連携します。感染予防や早期回復を目指し、患者さま一人ひとりに丁寧な治療を心がけています。
腹痛・下痢・嘔吐
腹痛、下痢、嘔吐は消化器系の異常を示す一般的な症状です。食事の不摂生、ウイルスや細菌感染、食中毒、ストレスなどが原因となることが多く、場合によっては胃腸炎や腸閉塞などの病気が関連することもあります。
腹痛には鋭い痛みや鈍痛があり、持続時間や痛みの強さで重症度が異なります。下痢や嘔吐が続くと脱水症状が生じるため、十分な水分補給が必要です。
治療について
腹痛、下痢、嘔吐の治療は、原因に応じた対応が重要です。
ウイルス性胃腸炎や食中毒が原因の場合、症状を抑える対症療法が行われます。下痢や嘔吐が続くと脱水症状のリスクがあるため、水分と電解質の補給が最も重要です。
場合によっては、点滴を使用して補給します。消化不良による場合、整腸剤や消化薬を処方します。
強い腹痛には鎮痛薬を用いることもありますが、原因が特定できない場合は安易に使用せず、早急に診察を受けることがおすすめいたします。
重症例や慢性の症状の場合は、精密検査や専門的治療を行います。
高血圧症
高血圧症は、血圧が慢性的に正常範囲を超えて高い状態を指し、心臓や血管に過度な負担をかけます。原因は、遺伝、食事の塩分過多、肥満、運動不足、ストレス、喫煙、アルコールの過剰摂取など多岐にわたります。
高血圧が長期間続くと、動脈硬化、心疾患、脳卒中、腎障害などのリスクが高まります。治療には、食生活の改善や運動療法、体重管理が基本ですが、薬物療法が必要な場合もあります。適切な管理が重要で、定期的な血圧測定と、通院をお勧めいたします。
治療について
高血圧症の治療は、生活習慣の改善と薬物療法が中心です。
まず、塩分や脂肪を控えたバランスの取れた食事、適度な運動、禁煙、節酒が推奨されます。体重管理も血圧の安定に効果的です。
これらの生活習慣改善で血圧が十分に下がらない場合、降圧薬が処方いたします。
薬には、利尿薬、ACE阻害薬、カルシウム拮抗薬などがあり、患者さまの状態に合わせて処方いたします。定期的な血圧測定とフォローアップが重要です。
糖尿病
糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなる病気です。インスリンというホルモンの働きが不足するか、その効果が弱まることで、血糖値が正常に調節されなくなります。主に「1型糖尿病」と「2型糖尿病」があり、1型はインスリンがほとんど分泌されない状態、2型は生活習慣や遺伝が影響してインスリンの効きが悪くなることが原因です。放置すると、心臓病や腎不全、神経障害などの合併症が生じるため、早期発見と管理が重要です。
治療について
糖尿病の治療は、食事療法、運動療法、薬物療法を組み合わせて行います。食事は、血糖値を安定させるために、低GI食品を中心にバランスの取れた内容が推奨されます。
運動は、定期的に行うことでインスリンの感受性を高めます。
薬物療法では、経口血糖降下薬やインスリン注射が使われます。当院では、患者一人ひとりに合った治療計画を立て、生活習慣の改善をサポートします。定期的な血糖測定とフォローアップが重要です。
脂質異常症
脂質異常症は、血中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が正常範囲から外れた状態を指します。主に、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の増加やHDLコレステロール(善玉コレステロール)の減少、中性脂肪の上昇が含まれます。
原因としては、遺伝的要因、肥満、食生活の不摂生、運動不足が挙げられます。脂質異常症は、動脈硬化や心疾患、脳卒中のリスクを高めるため、早期の発見と適切な管理が重要です。
治療について
脂質異常症の治療は、生活習慣の改善と薬物療法が中心です。
まず、バランスの取れた食事を心がけ、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を減らし、食物繊維を多く含む食品を摂取します。
定期的な運動も重要で、体重管理や血中脂質の改善に役立ちます。
これらの生活習慣改善だけでは不十分な場合、薬を処方することがあります。定期的な血液検査で脂質の状態をモニタリングし、適切な治療を続けることが大切です。
内視鏡検査
(胃カメラ・大腸カメラ)
経験豊富なドクターが苦痛の少ない内視鏡検査を実施しています。
内視鏡機器を使用し、患者さまの負担を軽減するために、鎮静剤や局所麻酔を適切に用いることで、検査中の不快感を最小限に抑えています。
胃カメラや大腸カメラでは、検査の進行状況を確認しながら、必要に応じて患者さまに声をかけるなどの配慮を行っています。
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)
- 目的
- 胃や食道、十二指腸の病変(炎症、潰瘍、腫瘍など)を確認します。
- 手順
- 経口または鼻から細い内視鏡を挿入し、リアルタイムで映像を観察します。通常、局所麻酔や鎮静剤を使用します。
- 注意点
- 検査後は麻酔の影響が残るため、一定時間の安静が必要です。
大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)
- 目的
- 大腸や直腸の病変(ポリープ、炎症、癌など)を調べます。
- 手順
- 肛門から内視鏡を挿入し、腸内の映像を観察します。事前に腸内を清掃するため、食事制限や下剤の使用が必要です。
- 注意点
- 検査中は不快感がある場合がありますが、鎮静剤を使用することで軽減できます。
内視鏡検査をご希望の方へ
まずは診察を行い、患者さまの症状や必要に応じた検査を行います。
その上で検査日を決定いたします。
事前にしっかりと説明を行い、リラックスして臨んでいただけるようサポートします。
定期的な検査を通じて、早期発見・早期治療に努めています。
健康診断・予防接種
健康診断について
- 雇用時の健康診断・定期健康診断
- 健康診断は、身体の健康状態をチェックし、病気の早期発見や予防を目的とした定期的な検査です。一般的には以下の項目が含まれます。
- 問診・診察
- 血糖:血糖値・HbA1c
- 身体測定(身長・体重・腹囲・BMI)
- 腎機能:尿酸値・血清クレアチニン
- 尿検査
- 心電図検査
- 血圧
- 視力検査
- 肝機能:GOT・GTP・γGTP
- 聴力検査
- 血中脂質:LDLコレステロール・HDLコレステロールなど
- 胸部X線検査
枚方市住民健診について
枚方市民の健康維持と病気の早期発見を目的とした無料で受けられる健康診断です。
15歳から39歳以下で健診を受ける機会のない人(学生や正社員としてお勤めの方は原則対象外です)、40歳以上で医療保険に未加入の人(生活保護受給中で受診券をお持ちの人)が対象です。
受診希望の方は、枚方市役所健康福祉部健康づくり課(072-841-1458)へお問い合わせください。
特定健診について
枚方市の特定健診は、40歳以上74歳以下の市民を対象にした無料の健康診断です。
生活習慣病の発症リスクであるメタボリックシンドロームに着目した健診です。
メタボリックシンドロームを早期に発見し、改善することで生活習慣病の発症や重症化を防ぐことを目的に実施しています。
受診券が送られてきますので、受診の際には、保険証とともに忘れずにお持ちください。
後期高齢者健診について
糖尿病などの生活習慣病の早期発見のため、枚方市では75歳以上の方を対象に年1回無料で健康診断を受けることができます。
受診券が送られてきますので、受診の際には、保険証とともに忘れずにお持ちください。
予防接種について
各種予防接種は予約にて受付しております。
お気軽にお問い合わせください。
- インフルエンザワクチン
- 新型コロナワクチン
- 肺炎球菌ワクチン
- 風疹ワクチン
お子様のワクチン
- ロタワクチン
- 五種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ)
- ヒブ(インフルエンザb型)ワクチン
- B型肝炎ワクチン
- 麻しん・風しん(MR)
- 水痘(水ぼうそう)
12歳以上のワクチン
- 二種混合(ジフテリア・破傷風)
- 日本脳炎
- 子宮頸がんワクチン