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そめのクリニックコラムSOMENO CLUNIC COLUMN

ストレスと胃腸の関係

  • 健康・病気

2026.03.24

私たちのからだは、精神的なストレスを受けると自律神経のバランスが乱れやすくなります。自律神経は交感神経と副交感神経からなっていて、からだにストレスがかかるなど緊張時には交感神経が優位になり、リラックス時には副交感神経が優位になります。

自律神経の乱れは、精神的なストレス、生活習慣の乱れやホルモンバランスの乱れ、また少し意外かもしれませんが季節の変化によっても引き起こされることがあります。

胃や腸の働きも自律神経が調整しているため、ストレスにさらされ続けると胃腸の不調として現れることが少なくありません。仕事や人間関係、生活環境の変化などによって慢性的なストレスを抱える人も増えていて、何らかの胃腸の症状に悩むケースも多くなっています。

よく見られる症状としては、胃痛や胃もたれ、吐き気、食欲不振、腹痛、下痢、便秘などがあり、お腹が張る、お腹にガスがたまりやすい、食後に不快感が続くといった症状もみられます。これらは検査では異常が見つからないことも多く、日常のストレスが関係しているケースも多いと考えられます。

原因としては、ストレスによって交感神経が優位になることがあげられます。交感神経が活発になると胃酸の分泌や胃腸の動きが乱れやすく、消化機能も低下しがちです。また、精神的な緊張が続くと腸の運動が不安定になり、下痢や便秘を引き起こすこともあります。生活習慣の乱れや睡眠不足、食生活の偏りなどが重なるとさらに症状を悪化させてしまいます。

これらの症状を放置すると、食欲低下や栄養不足、体重減少などを招く可能性があり、症状が長引くと慢性的な胃炎や胃潰瘍などにつながることもあります。

対処法として、まずはストレスを溜め込みすぎないことが重要です。適度な運動、十分な睡眠、規則正しい食事や生活を意識することで自律神経のバランスを整えることができます。また、暴飲暴食や刺激物の多い食事を控え、胃腸に優しい食生活を心がけることも大切です。症状が強い場合には、治療に胃薬や整腸剤、ストレスを和らげる薬などが用いられることもあります。

医療機関を受診する目安としては、胃痛や腹痛が長く続く場合、吐き気や下痢が改善しない場合、食事が摂れないほどの症状がある場合などがあげられます。また、体重減少、血便、黒色便、発熱などの症状がある場合は、他の病気の可能性も疑われるため、早めの受診が必要です。

胃腸の不調は単なる体の問題だけでなく、心の状態とも深く関係しているため、症状が続く場合は専門医に早めに相談することも大切です。