梅雨の時季に流行るこどもの病気
- 健康・病気
2026.06.24
例年、6~7月ごろは日本各地でじめじめとした、梅雨の時季を迎えます。
この時季は、気温や湿度の変化も大きく、発熱やせきなどの症状がみられることも多くなります。
こども達の間でもさまざまな感染症が流行りやすく、保護者の注意が必要です。
■梅雨の時季にこどもの感染症が増える理由
気温が高く、湿度が高い環境は、高温多湿を好むウイルスや細菌を活発にします。
そのため、特にからだの免疫機能が十分に発達していない小さなお子さまは、さまざまな感染症にかかりやすくなってしまいます。
また、保育園や幼稚園、小学校などの集団生活の場では、雨の日は外遊びが減り、室内で過ごす時間が長くなりがちで、こども同士が近い距離で過ごして接触機会も増えるため、感染が広がりやすくなります。
■梅雨の時季に流行りやすいこどもの感染症
・手足口病
5~7月ごろに、乳幼児を中心に流行する病気で、ウイルスに感染してから3~5日後に口の中や手足に水疱をともなう複数の発疹が出る病気です。
ワクチンや特別な治療薬はありませんが、発熱は軽度であることが多く、水分補給をしっかり行ない、安静に過ごすことで3~7日程度で治ります。
(主な感染経路)
飛沫感染、接触感染、糞口感染(便と一緒に排せつされたウイルスが口に入って感染)
(予防と対策)
手洗い、タオルの共有を避ける、おむつ交換時など排泄物を適切に処理する
・ヘルパンギーナ
6~8月ごろに、乳幼児を中心に流行する「夏かぜ」の一種で、ウイルスに感染してから2~4日後に突然の発熱とともに、のどに痛みと水疱が現れる病気です。
発熱は1~3日続き、食欲不振や全身のだるさ、頭痛などを引き起こし、ワクチンや特別な治療薬はありませんが、一般的に経過は良好で、2~3日以内に回復します。
(主な感染経路)
経口感染、糞口感染(便と一緒に排せつされたウイルスが口に入って感染)、接触感染、飛沫感染
(予防と対策)
手洗い、うがい
・咽頭結膜熱(プール熱)
6~8月ごろに流行する、小児に多い病気です。38~39度の発熱があり、のどの痛みや結膜炎といった症状をともない、かつてはプール利用時の接触やタオルの貸し借り等で流行することがあったため、「プール熱」と呼ばれることもある病気です。
1日の間に、39~40度の高熱と37~38度前後の微熱の間で上下することが4~5日続き、扁桃腺が腫れ、のどの痛みをともない、頭痛、腹痛、下痢のほか、首のリンパ節が腫れることもあります。また、目が真っ赤に充血し、目やにが出るなどの結膜炎の症状がみられる場合に、咽頭結膜熱と診断されます。
ワクチンや特別な治療薬はありませんが、高熱が比較的長く(5日前後)続くことがありますが自然に治ります。目の症状が強く出ている場合は、眼科の治療が必要になることもあります。
(主な感染経路)
飛沫感染、接触感染
(予防と対策)
手洗い、うがい、感染者との密接な接触やタオルの共有を避ける
梅雨の時季~夏にかけては、ここに上げたような病気のほか、さまざまな感染症が流行します。
お子さまに気になる症状が出た時などは、ご遠慮なさらず気軽に主治医へご相談ください。

