暑い時季に注意が必要なからだの症状
- 健康・病気
2026.07.25
近年は、気候の変化により、夏の猛暑が当たり前になり、2007年に気象庁が最高気温35度以上の日を「猛暑日」と定義したのに続き、今年(2026年)から最高気温40度以上の日を「酷暑日」と定義しました。
しかし、いくら夏が暑くて、危険な暑さがからだに影響を及ぼすことがあるといっても、プールや海水浴を楽しんだり、山や川など避暑地でゆったり過ごすのを、楽しみにされている方も多いことと思います。
そこで、これから迎える夏本番の暑い時季に注意していただきたい、からだの症状や病気についてお伝えします。
この時季、特に注意が必要なものとして
・熱中症
・脱水症
・胃腸炎、食中毒
・夏風邪
・夏バテ
などが考えられます。
■熱中症
最も多い病気の一つで、症状が出るまで気づきにくい病気です。
「めまい」「頭痛」「吐き気、嘔吐」「大量の発汗、または汗が出なくなる」「筋肉のけいれん」「意識がぼやける」などが代表的な症状です。
予防法として、こまめな水分・塩分補給やエアコンの適切な使用、炎天下での長時間の活動を避けるなどを心がけてください。
■脱水症
汗を多くかくことで体内の水分や電解質が不足する症状です。
主に、「のどの渇き」「尿量の減少」「倦怠感」「立ちくらみ」「手足のしびれ」「動悸」などの症状があります。
自覚症状が少なく、特に高齢者や小さなこどもは身体的な特長などからも注意が必要です。
予防法は、熱中症とほぼ同じです。
■胃腸炎、食中毒
細菌やウイルスが繁殖しやすくなるため、食べ物による感染が増えます。
「下痢」「腹痛」「嘔吐」「発熱」などの症状があります。
冷蔵庫は開けたらすぐに閉める、開封後の食べ物を常温で放置しない、「加熱したら大丈夫」と過信しない、しっかり手洗いをするなど、特に食べ物の保管や取り扱いに十分な注意が必要です。
■夏かぜ
冬の風邪ウイルスとは異なる種類のウイルスにより引き起こされる風邪です。
「のどの痛み」「発熱」「咳」「鼻水」などの症状があり、ときには下痢を伴うこともあります。
手洗い・うがいをする、エアコンの適切な使用、十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事などを心がけましょう。
■夏バテ
夏の暑さなどによる、からだの疲労や食欲低下などの状態です。
主に、「食欲不振」「全身のだるさ」「睡眠不足」「体重減少」「集中力の低下」などの症状があります。
からだのコンディションや自律神経を整えることが大切で、栄養バランスの取れた食事、こまめな水分補給、エアコンの設定温度を下げ過ぎない、十分な睡眠、涼しい時間帯の軽い運動などを心がけましょう。
また、次のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。
・39℃以上の高熱が続く
・水が飲めない、または何度も吐く
・意識がもうろうとする
・激しい頭痛や胸の痛み
・血便や激しい腹痛
・呼吸が苦しい
など
特に、意識障害やけいれん、高体温(40℃前後)がある場合など、状況によって救急車を呼ぶことも必要になります。
夏は、「熱中症」「脱水症」「食中毒」「胃腸炎」「夏かぜ」「夏バテ」で内科を受診される方が増えますが、十分な水分補給、栄養バランスのよい食事、適切な室温管理、十分な睡眠が予防につながります。
気になる症状や身体の不調がある場合は、まずは主治医にご相談ください。

